いよいよ最終日。明日は飛行機に乗って帰ります。しかも朝が早いのです。だから今日は(も?)早めに帰ってパッキングしないといけません。
10時過ぎにホテルを出て、地下鉄でスミソニアン駅へ。スミソニアン博物館グループの揃っているナショナル・モールにやってきました。
「ぜひスミソニアン・キャッスルに行きたかったんだ」
「へー、何があるの?私も行ったことないよ」
「スミソニアン協会の博物館や美術館の案内所みたいだよ」
中に入ると、説明員のいるカウンター、ナショナル・モールの模型、博物館・美術館の解説など…普通の案内所でした。
「ここは、別に用がないかも」
向かえにあったアメリカ自然史博物館へ向かいました。
「ここは前に来た時、端から端まで観たよ!また観るの?」
「念のため」
何が念のためだか。セキュリティ・チェックは相変わらずでしたが、今日は荷物を置いてきたので、ほぼノー・チェックでした!いつも途中で重くなって夫に持ってもらっていたので、今日は思い切って置いてきたのです。
「懐かしいね」「変わってないね」
少しだけ展示を観て、すぐに外へ出ました。まだ観てないところへ行かないとね!
そしてやってきたのは、ナショナル・ギャラリーです。ここはイタリア美術が特に素晴らしく、有名な絵画がいっぱいです。そして広い、広すぎる〜。
「ルーベンスの『ライオンの檻の中のダニエル』はどこ?聖書読んでるから、今ならあの絵の意味が分かるわ」
「確かこっちじゃなかったっけ?」
うろうろうろ…あ、あった!大きい〜。座ってじっくり鑑賞…と思ったら光って見づらかったです。
「ルノアールの『じょうろを持つ少女』だ。これは有名でしょ?」
「知らない」
「え、美術の本に載ってなかった?」
「知らない」
と格調低い会話をしながら、どんどんと絵を観て歩きました。でもこの中で覚えているのって、せいぜい2つ、3つなんでしょうけどね。
「お昼食べなきゃ。ここのカフェテリアは高いけど、他にないから仕方ない」
と地下コンコースの方に行くと、あらビックリ、ガラガラでした。以前来た時、インディペンデンス・デイの連休の時は、長蛇の列でどこに何があるかも全く分からなかったのですが。
「でも高いね」
味はまあまあでした。ここでちょっとフロアマップを見ながら作戦会議です。
「東館でやっている特別展のイリュージョンっていうのが観たいな」
「騙し絵?観て行こうよ」
この手の芸術が私は大好きです。
地下コンコースを通り、ナショナル・ギャラリーの東館にやってきました。こちらには現代技術がコレクションされていて、特別展は2階でやっていました。
「階段…遠い…」
結構疲れがたまっていて、階段は大変です。ぜーぜー、着きました。『デセプションズ&イルージョンズ』、今にも額縁から飛び出して来そうな少年の絵がポスターです。
「観よう、観よう♪」
日本で何度かトリックアートを観ていたので、これもそういうのかなと思っていたら、騙し絵の歴史を中心に紹介した展示でした。本に描かれたものや、絵画に始めてハエを描いたもの、生きているような虫などなど。額縁のガラスが割れている絵は、余りにリアルで本当にガラスが入っているのかと、横から見てみました。他にもそうやっている人がいたので、きっと絵だが本物だか分からなかった人が多かったのでしょう。ちなみに結果は…分からず。触らせてくれれば、分かったんですけどね。
というワケで、純粋に面白がれる物を予想していたので、期待とは違いましたが、まあまあ良かったです。
「よーし、次は国立航空宇宙博物館へ行くぞー!」
ここは前回、夫の一等お気に入り博物館でした。また飛行機やら何やらをじっくり見るのかな。
他の博物館では荷物を持っていなければ、ほぼノーチェックだったのに、ここのセキュリティ・チェックの厳しかったこと。しかもやっている人が無愛想、つっけんどんで、ちょっと不機嫌になりながらの入館でした。
「あ、プラネタリウムあるよ!プラネタリウム!」
「見たいの?」
「見る、見る!」
うわあ、私は完璧寝そうです。プラネタリウムが始まるまで、2階の展示をぶらぶら。前回、飛行機などの乗り物を懸命に見ていた夫でしたが、今回はもう良いようです。
「前に見たから」
私はベンチが座ってと呼ぶので一休み…かなり疲れてます。
「適当に観てて良いよ〜」
そうこうする内に、プラネタリウムの時間になりました。チケットを渡して中へ入ると、かなりガラガラ。こちら側が見易いですよ、という係の人の声に、皆わらわらと移動しました。椅子が倒れるようになっていなかったのが期待はずれ、ついつい何度も通っていた渋谷のプラネタリウムと比べてしまいます。
最近夫は、夜ウォーキングをしながら星を眺めるのが大好きで、パソコンに星観測のソフトまでインストールして、その日に見た星座の位置を確認しています。なのでかなりワクワクしていました。
そして始まった内容は!確かワープとかして、火星の話をしていたような?ええ、気付いた時には寝てました。こんなに疲れているところへ、暗いところで楽な姿勢、そりゃ寝ますってば。いびきをかかなかったのが幸いでした。
前回来た時は工事中だった展示がオープンしていたので、そこを見ました。大きな天体望遠鏡があって、覗くと月(星だったかも…)があります。ここは実際に触ったり、動かしたりする展示が多く、とても面白かったです。温度に反応するカメラは特に爆笑です。
「夫の眼鏡の部分が黒くなってる〜!」
ここでは大人も子どもも、手を振ったりして大はしゃぎしていました。
「喉が渇いた」
「じゃあ、お茶する?」
と入ったのは、隣接しているフードコート。別棟になるため、しっかりセキュリティの人が目を光らせていました。お疲れさまです〜。マクドナルドでジュースを買い、あちこちに設置されているTVモニターを見ながら足の疲れを取りました。
「まだ見る?」
「んー、もう良いかなあ」
「ホワイトハウスでも見に行こうか。閉まってるだろうから、外からだけ」
「良いけど」
ゴミ箱にコップを捨てたら、ゴミ箱が話しかけてきました。さすが、国立航空宇宙博物館です<?
地下鉄に乗って、ホワイトハウスの最寄り駅まで行きました。地上に出ると、ここは暖かいせいか、ホームレスの人がいっぱい。ちょっとドキドキしました。
「寒いねえ…」
ホワイトハウスの見学はとっくに終了しているので、もちろん中へは入れません。なので敷地内をただぶらぶら…。ここはリスが多くて、というか本気で多くて、人が少ないためか、我が物顔で飛び回っていました。特にホームレスの人が座っている周りや傍の木には、リスが鈴なり状態。ちょっと怖いです。
「帰ろうか、ご飯どうする?」
「途中のホテルに、レストランもあるショッピングモールがあるそうだよ」
へえ、そうなんだ。数ブロックなので、てくてく歩きます。町はどこもサンクスギビングデイのホリデーのためお休み、人も少ないです。
「やってないじゃん」
当然、モールの戸も閉ざされておりました。
「ご飯どうする?」
「ホテルで食べるしかないかも…」
サンクスギビングデイ用のディナーメニューの案内が部屋にあったのを、思い出しました。ホテルに戻り、サンクスギビングデイ用のディナー申し込みをしました。レストランは吹き抜けの1番下にある、水のそばのレストラン。生ピアノ演奏もされています。
「高く付きそうだけど、仕方ないね」
時間になって降りていくと、すぐに用意されたテーブルに案内されました。オードブルはバイキング形式で取り放題です。飲み物を頼んで、すぐに取りに行きました。お腹ぺこぺこです。
「おお、さすがホテル!凝ったものが多くて、どれも豪華だわ〜」
パンやアペタイザーも届き、ぱくぱく食べました。
「余り食べると、メインが入らなくなるよ」
「そういえばメインは何?」
メインは5品の中から選ぶようになっていて、当然ターキーもありました。が、私たちは余り好きではないのでそれははずして、夫は牛肉料理、私はお魚料理を頼みました。他のメニューがあって良かったです♪
「美味しい〜っ」
お魚料理大正解です。久し振りに凝ったお料理を食べたかも…ちょっともらった夫のお肉も、良い味でした。
他のお客さんもどんどんと入ってきて、次々と近くのテーブルに着きました。しかし、ウェイターさんの数が少なくて(ホリデーだから?)、なかなか全てのテーブルのケアが出来ません。なかなか飲み物や、メインが来なくて、お皿が片付いていく私たちのテーブルをじとーっと見られたりしました。中には待ちきれずオードブルのお代わりをする人も。
デザートはまたバイキング形式、ケーキ、果物、特にイチゴをチョコにつけたのが美味しくて、お代わりしちゃいました。(書いていたら、また食べたくなってきました!)
部屋に戻り、明日は早いので早々に就寝しました。

