足の疲れとともに新しい1日が始まりました。今日の夕方には帰りの飛行機に乗らないといけないので、ホテルのチェックアウトを済ませ、荷物を預かってもらいました。
「ペンタゴンに行きたい!」
という夫のリクエストで、地下鉄に乗ってペンタゴン駅へ。もう期限が切れてツアーモービルには乗れないため、今日は地下鉄での移動です。1日フリーパスチケットを購入しました。
『本日分の整理券は全て配布し終わりました』
地下鉄の改札を出て、エスカレーターで上がればペンタゴン・ツアー開始ロビーというところに、貼られていた掲示です。ツアーって3時までなのに??まだ11時なのに??
諦めきれない人が皆エスカレーターを上がっていくので、私たちも一緒に上がりました。そこはペンタゴン内のロビーで、目の前にいきなりセキュリティ・チェックがあり、怖そうな人(軍人さん?)が
「ここは待ち合わせ場所じゃないので、整理券のない人は帰ってください」
と怒鳴っていました。うう、ショップも何も見れないの?皆、すごすごと退散。せっかく来たのにぃ〜。
「外からでも見てみようか」
と夫が言うので、別の出口から外に出てみましたが、あるのはペンタゴンのそびえ立つ壁のみ…。上空から見れば五角形をしているのでしょうが、外からじゃ全然分かりません。ああ、さすがペンタゴン。厳しいッス。
仕方ないので地下鉄に乗り、スミソニアン駅へ。今度は私のリクエストのホロコースト記念博物館に行きました。駅からちょっと歩いて博物館に着くと、入り口には長めの列。ガガン!しかも
「今日の分の整理券は配布し終わりました」
と係の人が叫んでいます。おいおい、またかい。しかし入り口が混んでいたのはセキュリティ・チェックのためで、中には入ることが出来ました。涼しい…。
では何の整理券かというと、これが常設展。…メインです、1番見たいやつです。
「特別展示は見れるみたいだねー。普通、常設展ってのは見れるものだが…」
がっくし。整理券がある話は聞いていましたが、まだ午前中。博物館は5時までやっているのに。
「今日はダメダメな日だわーっ」
すっかり気力も失せて、ベンチに座り込んでしまいました。足、痛いし。しくしく。
「連休だから混んでいるんだよ」
そうですね、明日はインディペンデンス・デイですし。
「ここにいても仕方ないから、お昼食べて他の博物館に行こうよ」
夫に慰められ、ようやく立ち上がった私。次の目的地、ナショナル・ギャラリー(国立絵画館)に向かうため、スミソニアン駅に戻りました。もちろんギャラリーまでは歩けない距離ではないですが、私たちは地下鉄を使いました。理由は足の痛みと、1日フリーパスチケットです。
ナショナル・ギャラリーに着きました。正面玄関の長い階段を歩きたくなかったので、裏口からの入場です。
「まずはお昼ご飯を食べよう」
バフェを探したのですが、余りに広いので、マップをもらいました。結構離れています…ははは、足が痛いです。お昼時間なので、バフェには結構な列が出来ていました。トレイを持ってひたすら順番を待ちます。
「何があるの?」
「よく分からないなあ」
メインのポークカツと、付け合わせにマッシュポテト、あと何故か無性に食べたくなったフレンチ・フライと飲み物(コークのボトル)をもらいました。夫も似たような組み合わせです。
「一緒でお願いします」
とレジで精算をしたら、かる〜く20ドルを超えていました。げげ、バフェだから1人10ドルくらいで収まると思ったのに!
テーブルを探して座ると、隣の人が「何て高いんだ!18ドルもしたよ!」と文句を言っている最中でした。アメリカ人の胃袋を満足させるためには、このバフェじゃ、それくらいしちゃうでしょうね。バフェ=安い、と思っていた私たちが悪かった。あ、でも味はまあまあだったのですが。
お腹がいっぱいになったところで、ギャラリーの探索をスタート。とにかく広くて(部屋は100くらい)全部は見切れないので、ガイドブックを見て「これは!」と思う絵を探して観ることにしました。ルーベンスの『ライオンの檻の中のダニエル』とか、ルノアールの『じょうろを持つ少女』、レオナルド・ダ・ビンチの『ジネブラ・デ・ベンチの肖像』などなど。
途中、部屋に入るのに並んでいるところがあって、珍しがり屋の私たちも並んではいりました。印象派の特別展示だったようですが、知っている絵がなかったので、全く記憶に残りませんでした。
本当は私たちのように駆け足ではなく、丸1日くらいかけてじっくり観るのが良いのでしょうね。
そろそろ空港に向かわないといけない時間が近付いてきましたが、欲張って国立アメリカ歴史博物館に行きました。アメリカの屋根裏部屋と呼ばれている博物館です。私が大学生の頃に来た時は、ガラガラで(9月終わり頃でした)ほとんど人がいないくらいだったのですが、今日はものすごい人で、まっすぐ歩けないくらいです。
「これって外が暑すぎるせいもあるんじゃない?」
建物内にとにかく避難したくなる温度&陽差しなのですね。
全部はとても見切れないので、ひとまずマップをもらって、すぐ横にあったファースト・レディの展示エリアに入りました。これがまた、すごい混雑で、時間がないのでちゃっちゃっと進みたいのですが、前へ行けません。アメリカの博物館とは思えない混み方です。
「あ、ナンシー・レーガンだ」
急ぎながらも、ところどころを楽しむ私たち。
上の階には、第二次大戦中に強制収容された日系人のコーナーもありました。ゆっくりともっと見たかったのですが、時間切れ。
「またいつか来ようね」
と博物館を後にしました。
「ホテルに戻る前に、ハードロックカフェに寄って良い?」
ああ、昨日行けませんでしたからね。はい、はい、行きましょ。危なそうで来れなかったハードロックカフェのあるブロック、昼間はさすがに人も多くて、安全そうです。
「やっぱり昼間は違うわね〜」
「そうかなあ。やっぱり用もなさそうなのに、立っている人がいるよ」
うーむ…でもお巡りさんも歩いてますよ<危ないから??
ハードロックカフェのショップ用入り口に入ると、いきなり人が10人くらい並んでいました。カウンターで商品を選んで、その場で精算式です。
「暑いね、ここ」
商品をあれこれ選んでいるので、1人1人の時間がかかります。そろそろホテルに戻って荷物をピックアップして、空港へ行かないとまずいんですが…。
結局、30分もかかってしまいました。でも夫は満足そうです。
「早く荷物を取って、空港へ行かないと!」
でも足が痛くてもう走れません。
「じゃあ、めぐとは公園で座って待っていなよ。ボクが荷物を取ってくるから」
お言葉に甘えてそうしていると、5分もしない内に夫が荷物を持って、えっちらおっちらやって来ました。おお、頼もしいぞ>夫。
地下鉄に乗り、ナショナル・エアポートへ。地下鉄が発達しているって便利で良いですね。
飛行機は、シカゴまでは1人1列状態でガラガラ。インディペンデンス・デイ前日のこの時間に移動する人は少ないみたいです。夫は「窓際に行く〜」と席を移り、ずっと外を眺めていました。
シカゴからサンフランシスコに向かっている途中で夜になりました。
「ほら、夜景が綺麗よ」
雲がないので地上がよく見えます。光のないところは本当に光がなくて、人住んでないわね〜、という感じですが、町は宝石箱でした。
サンフランシスコ空港へ到着。今度は渋滞に巻き込まれることもなく、駐車場へ着けました。
「ひゃー、寒い〜」
「サンフランシスコだねえ」
ワシントンDCのあの暑さが、ちょっと懐かしいです。

