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朝起きたら、期待に反して足の痛みは余りよくなっていませんでした。こんなんで今日、歩き切れるでしょうか。
「足痛くない?」
「ボクは別に」
昨日の私のマッサージが良かったのね…<?
今日も暑いし、陽差しが強いです。私はサングラスに帽子も被り、ちょっと怪しい人です。
「ツアーモービルのバス停、ホワイトハウスの前から乗ろう」
実は私たちの泊まっていたホテルは、ホワイトハウスにとても近いのでした。
ホワイトハウスの見学は火〜土曜日。7月2日の今日は日曜日なので、見学は出来ません。もっとも整理券をゲットするためには、朝6時くらいから並ばないと取れないそうなので、私たちにはとても無理でしょうけれど。(さっさと諦めてます。)
「4日のインディペンデンス・デイはチケットなしでも入れるみたいだよ」
「ホントに〜?でも、もう帰ってるものね」
残念…。
仕方ないので、横の散歩道を歩いて、正面から写真を撮りました。ズームして撮ったモノで、建物はとっても遠くです。
バス停からツアーモービルに乗り、国会議事堂を目指します。
途中、中央の広場で、今まさにダライ・ラマが講演の真っ最中でした。
「そういえばTVで対談してたね」
「ワシントンDCに来てたんだ〜」
道理で昨日、お坊さん(と言っても日本のじゃありません)がたくさんいると思ったワケです<関係有り??
国会議事堂の正面前のバス停に到着。降りて、早速見学のための列に並びました。これが非常にハードで、何しろ広場?のようになっている正面玄関前は、日陰を作ってくれるモノが一切ないのです。帽子を目深にかぶり、サングラスをして、そこにひたすら並ぶのみ。
「ちょっとずつは進んでいるけどね」
それにしてもこの炎天下、何とかして欲しいです。
ようやく入り口前に来れたのは、30分後くらいでしょうか。暑さで気分が悪くなったのか、ぐったりと座っている人もいました。何でこんなに待たされたの?と見ると、入り口ではセキュリティ・チェック。これのおかげで長蛇の列になっていたようです。
「涼しい〜」
建物の中はひんやりして、気持ち良いです。入るとすぐに円形大広間があったのですが、壁際のベンチは全て埋まっていました。確かに、見学よりまずは休みたい気分ですね。
「旧上院会議室、もうすぐ公開だって」
何ですと?この部屋は時間制の公開で、もうすぐその時間となるのです。ラッキー♪早速並んで(また…悲)見ましたが、うーん、「まあ、こんなもの?」という感じでした。
後は彫像ホールや、展示室、各州の像などを見学。ここは階段が多くて、ちょっと難儀しました。
「満足、満足」
ということで、出るのはすぐでした。(また並ばされたらたまりませんが…。)入り口には、先ほどよりも長い列が出来ているように見えました。みんな、ガンバレー!
お腹が空いたので、ユニオン駅まで歩いて、地下のフード・コートでお昼にしました。昨日のお昼と同じく、壁際にはたくさんのお店が並び、中央にはテーブルが所狭しと並んでいます。しかしさすがメイン・ステーション、広さが半端じゃありません。
私たちはカレーの匂いに惹かれ、カレーを食べました。こういうところで食べると、時間がかからないし、安上がりなのが良いですね。まあ、味はそれなりですけれど…。
ユニオン駅の前にはツアーモービルのバス停があるので、食べ終わるとちょうど来ていたツアーモービルに飛び乗りました。これからこれで、アーリントン墓地に向かいます。
途中ツアーモービルは大きく迂回して、ポトマック公園の方へ向かいました。タイダル・ベイスンという湖のようなほとりには、日本から友好の証として贈られたという桜の木が植えられています。春に来ると、きっと綺麗なのでしょうね。
ぐるっと回って止まったバス停は、トーマス・ジェファソン記念館。私はここには来たことがありません。
「観ていく?」
「何があるの?」
迷ったのですが、降りて見学することにしました。くー、建物までがまた暑いです。
リンカーン記念館のように像があるだけだと思っていたのですが、意外や意外?ドーム型の屋根を持つ、神殿のような造りのトーマス・ジェファソン記念館は、1階に展示室やお土産屋さんがあって、ジェファソンの像にはエレベーターでしか上がれないようになっていました。
「うわ、大きいねえ」
起立しているジェファソンの像は、高さ5.8メートル。近すぎて写真が撮れませんでした。
「ワシントン・モニュメントが見える〜」
タイダル・ベイスンの向こうにワシントン・モニュメントが見えました。ここは日陰で、風が気持ち良いです。
しかしここで長居をしていても時間がなくなるばかりなので、私たちは早々にバス停に戻ることにしました。
バス停でバスを待つ…のですが、ツアーモービルはなかなか来ません。乗り場は日陰がなくて暑いので、皆少し離れた木陰にいるのですが、段々と人が増えてきました。
「これバス来ても乗れないんじゃない?暑くても並んだ方が良くない?」
「えー、良いよ。来てからで」
ようやくツアーモービルが来て、皆わらわらと列を作り始めたのですが、降りる人が少なかったため、少ししか乗れませんでした。(立って乗るのは厳禁です。)
「ずっと来てなかったから、またすぐに来るんじゃない?」
と思ったのですが、またなかなか来ません。暑いです、たまりません。
「アイスでも買って食べる?」
「でもバスは食べ物ダメなんじゃない?」
ぐぅ〜…。ようやく乗れたのは、次の、次のツアーモービルでした。しかも最後のギリギリ2人。席が後ろにあるよ、と言われたのですが、どこが空いているのか分からない満員でした。結局、分かれて座ることは出来たんですけどね。
アーリントン墓地に行くには、リンカーン記念館のバス停で乗り換えです。私たちは1番後ろに乗っていたので、すぐに後ろの出口から出て、少ししか座席の残っていなかったアーリントン墓地行きのツアーモービルに乗ることが出来ました。ラッキー♪
ポトマック川にかかっている長いアーリントン・メモリアル・ブリッジを渡ると、アーリントン墓地に到着です。
「この炎天下、歩いてこの橋は絶対に渡れないね」
ツアーモービル様々。
さて、アーリントン墓地観光は、ツアーモービルを乗り換えてになるのですが、これは別料金です。チケットを買い直さないといけません。なので、まずビジターズ・センターに行きました。
「歩いていけないのかなあ?」
「えーっ、遠いんじゃない?」
何しろ広い墓地です、どこに何があるか…。
「歩いて行けそうだよ」
夫が地図をもらってきました。なるほど、必ずしもバスに乗らないといけないワケではないのですね。私たちの行きたいのはジョン・F・ケネディのお墓だけ、後は別に関心がないので、歩いてみることにしました。
「暑い〜っ」
へろへろになりながら墓地の方に向かうと、分かりやすい掲示もあって、たくさんの人が歩いていました。
「やっぱり歩いている人も多いんだ」
通路はわりと緑が多くて木陰になっているため、歩きやすいです。ちょっと急めの坂を上ると、ツアーモービルが停まっているのが見えました。どうやらあそこが、ケネディのお墓のようです。
さすがに大勢の観光客がいて、写真を撮ったり、木陰で休んだりしていました。
ケネディの名前の刻まれた墓石の隣には、夫人のジャクリーン、その両脇には息子、そして後方には丸い石の中央から永遠の炎が燃え続けていました。
「この炎って、雨でも消えないの?」
「消えないんだろう」
ふーむ。左には弟のロバート・ケネディのお墓もありました。とてもシンプルでびっくりです。
ここには他に、無名戦士の墓、アーリントン・ハウス、海兵隊戦争記念碑などもあったのですが、余りの暑さと足の痛みに、私たちは観光を断念しました。もっと涼しくて元気だったら、無理しても行ったんですけれどね…。
ツアーモービルに乗って、ワシントン・モニュメントに戻ってきました。
近かったので、ホロコースト博物館に行ってみましたが、ちょうど閉まったばかり。では、と歩いて反対側まで行き(この距離が疲れた足にはまた長いのです)、国立アメリカ歴史博物館に行ったのですが、ここも閉まった後でした。
「8時までやっているんじゃないの?」
とよく見ると、8時までやっている博物館は一部だけのようです。昨日はたまたま該当している博物館を観ていたのですね。もう1度、国立自然史博物館に行くと、ここはやはりやっていました。少し展示を観た後、
「ナショナル・ギャラリー(国立絵画館)はやっているかな?」
と歩き出したのですが、暑いし、足は痛いし、まだまだ遠くて入り口は見えませんが、前にほとんど人がいないので、
「これは閉まっているね」
と行くのをやめました。
「ご飯どうする〜?」
「ガイドブックに載っていたレストランに行きたい!」
「どれ?うーん、これはホワイトハウスの方だね」
ホワイトハウス!ここから歩く…しかないですよねえ。足痛いのに…しくしく。頑張って歩いていると、心地よい水音が聞こえ、知らず知らず足はそちらへ。
「おいおい、どこ行くんだ?」
ハーシュホーン美術館と彫刻庭園内にある噴水でした。陽差しがと〜っても眩しいのですが、皆その中に足を入れてのんびりしています。
「私もやって良い?」
「良いけど…」
きゃ〜、気持ち良いですっ♪お疲れ足に心地よい冷たさ。皆、歩き疲れているんですねえ。
しばらく休んで元気の戻ったところで、またレストランに向かって歩き始めました。
目的のレストランに向かって、ひたすら歩きます。距離にすると地下鉄の駅1.5分くらいでしょうか。だったら地下鉄に乗れば?という話もありますが、駅が良い位置にないので、駅までず〜っと歩いて、地下に降りて電車にのって、また駅から歩いて…ということをしていたら、大して変わらない気がするのです。
「まだ〜?」
「お店は1475 Pennsylvania Ave.でしょ。まだ1000行ってないよ」
ひ〜ん。
でも歩いているといつか着くもので、念願の『Occidental Grill』というステーキ屋さんにようやく辿り着けました!オープンカフェになっていて、ちらちらお客さんがいます。
「予約なしでも大丈夫?」
何人もの人が入り口前の何かを覗いては、首を振って出ていきます。あれは何??
「値段が高いんじゃないのか?」
皆が見ていたのはメニューでした。どうやら良さそうだな、と近付いたお客さんが、値段を見て諦めて帰っているみたいです。
「別に良いよね、これくらいなら。旅行中だし」
普段質素に過ごしている私たちは?、旅行中の食事はケチらない主義です。って、昼もフード・コートでしたしね。
お店の人は、メニューを見て良いの?と確認した後、席に案内してくれました。(高いと出ていく人が多いようです。実際、私たちが食べている時にも、座ってから出ていった人が1組いました。)
「やっぱりステーキでしょ」
高いと言っても、2人で1万円はしません<そりゃ、安くはないですけど。お店の人がまたいい人で、自分のお店の料理にはとても自信があるようで、ボクのお薦めはこれ、といろいろアドバイスもしてくれました。
「美味いっ!」
ステーキは塩胡椒のシンプルなのが1番、変なソースはいらない、とずっと思っていましたが、ここのは絶品です。もう大満足でした。
「ベイエリアにも支店が欲しい〜っ」
ワシントンDCに行かれる方、このステーキ屋さん、自信を持ってお勧めします。
さてご飯も食べて、後は帰るだけ…と思っていたら、夫がこんなことを言い出しました。
「ハードロックカフェでトレーナーを買いたい」
う、う〜む、足が痛いんですが。でも嬉しそうにしているのを見ると、無下にも出来ません。
「どこにあるの?それ」
「FBIの近く」
それって結構あるじゃないの…。
でも頑張って、何ブロックも歩きました。
「そろそろだと思うんだけど…」
「ねえ、ここらへんってやばくない?」
まだ7時過ぎで明るいのですが、人が歩いていません。誰もいないなら良いのですが、人が端の方に座っていたり、何もないのにただ立っている人がいるのです。ホームレスらしき人が、ワケのわからないことを怒鳴ってきたりもします。
「通りの店が閉まっているのは良いけど、鉄格子入ってるよ」
しかも厳重に鎖でまかれています。これって、危ない地域の印では??
「やばいね、帰ろうか?」
「え、だってあと1、2ブロックなんでしょ」
痛い足を引きずってきたのに、ここで帰るなんて。
「また明日くれば良いじゃん。日が落ちるとやばいよ」
そう言われて戻りかけたのですが、ちょうど反対から観光客らしきグループがやってきました。ハードロックカフェの方に行くようです。
「一緒に行ってみようよ」
私はまだ諦められずに夫を誘いました。
「う、う〜む、行ってみるかあ…」
観光客のグループに混じって、1ブロック先に行こうと思っていたのですが、何故かそのグループ、いきなり方向転換して右に曲がりました。おいおいおい、通りを渡ったブロックの先には、ハードロックカフェがあるのにぃ〜。
「今の、見た?」
え、え、何?
「通りの先に数人立っていたでしょ。その内の1人が、向こうから歩いてきたオジさんに近付いていって体を触ろうとして、そのオジさん、慌てて逃げてたよ」
ひゃー、見てませんでした。
「怖いよ。めぐとが襲われたりしたら、ボク1人じゃ守りきれないよ。せっかくハードロックカフェに行って買い物しても、その帰りにお金盗まれたら意味ないじゃないか。暗くなる前に帰ろう」
撤退、決定〜。
ああ、でも足痛いのに頑張って歩いたのに…。しかし君子危うきに近寄らず、ですよね。
「ごめんね。ホテル帰ったら、足揉んであげるから」
それにしてもハードロックカフェ、すぐ近くにFBIがあるのに、危ない地域なんでしょうか。よく分かりませんが、やはり用もないのに?立っている人がいるってのは、怖いです。
ホテルの周りは、公園があっても、非常に安全そうですが。
それにしても今日は疲れました。この足の痛みはきっと明日も持続することでしょう…ああ。

