会社から帰った夫と夕食をして、交代でお風呂に入りつつ旅行準備のパッキングをして、9時半に家を出ました。飛行機の時間は11時半。
「長期間用駐車場からは専用のバスに乗らないといけないから、早めに出ないとね」
まあまあ余裕を持って出たつもりです。
満車を恐れていたのですが、さすがに連休前日の出発なのでそれはなく、すんなり中に入ることが出来ました。(中と言っても屋外です、建物内ではありません。)しかし見渡す限り埋め尽くされている車、車、車…。
「どこが空いてるの??」
案内する人もいないので、全く分かりません。とにかく奥の方へ行ってみることにします。
「ぜ〜んぜん空いてないねえ」
行けども行けども満車状態…つうか、いったいこの広さは何でしょう。ここが満車になるってすごいことですよ。
「あ、空いてた!」
ようやく1つ空いているところを見付け、車を停めました。さて、空港へ向かうバス停は?
1分ほど歩いたところにバス停を見付けました。これだけ広い駐車場なので、中にはバス停がいくつもあり、私たちのところは9番。帰りに分からなくならないように、覚えておかないといけません。(忘れたらとても車は探せないでしょう。)
バス停には既に10人以上の人がいて、バスが来るのを待っていました。
「これだけ待っているってことは、すぐ来るかもね」
あー、それにしても寒いです。ベイエリアの夜は冷えます。なのに、何で夫は半袖なの?
「上着は?」
「忘れた」
何で上着を忘れるのよ??
5分ほどしてバスが到着。わいわいと乗り込みました。時間は10時。
「間に合うかな?」
「30分もかからないでしょう?」
出発の1時間前、10時半にチェックインすればOKかと。駐車場内のバス停をいくつか回り、バスはゆっくりと外に出て、サンフランシスコ空港へ向かいました。そしてすぐに渋滞にはまったのでした。
道路にびっちりと車が並び、少しずつしか進みません。空港はもう目の前だと言うのに、これでは歩いた方が早いくらいです。後ろにいた人が、思いあまって?運転手さんのところへ走り寄りました。その後、携帯電話で話していた内容によると、渋滞で間に合わないかも知れないとお友だちに言っているようです。
「私たちがバス停に行った時既にあれだけ人がいたんだから、もっと前から待っていたってことだよね。それでこれじゃあ…間に合わなくもなるよねえ」
そう話してのんびりしていた私たちも、10時半近くなってもほとんど動きの変わらないバスに、だんだんヤキモキしてきました。
「大丈夫かなあ?」
横にいた人がまた運転手さんに何かを聞きに行きました。いつの到着になるか聞いているようです。皆、同じ状況なのです。
「経験から言って20分だって」
ってことは10時50分??出発40分前のチェックインで大丈夫でしょうか。
10時35分、角を曲がると今までが嘘のように道が開けました。(この5分の長かったこと!)バスがスピードをあげます。
南ターミナルに着くと、半分くらいの人がバスを降りました。そしてたくさんの人がバスに乗り込んできました。荷物を載せる場所がいっぱいになり、人の荷物の上に荷物を載せています。
「うわ〜、きっとなかなかバスが来ないから人がたまっちゃったんだね」
ようやくドアを閉めて、次の国際線ターミナルに着くと、またもやたくさんの人が乗ってきました。もうぎゅうぎゅうで乗れないのに、無理矢理乗ってきます。運転手さんが「閉めるから降りて!」と怒鳴っていました。
私たちの降りる北ターミナルに着きました。荷物が埋まっているので引っ張り出して、出口へ向かいます。「あんたがいると邪魔だからどいて」と言われている人がいました。えらい混雑です。
ユナイテッドのチェックインカウンターに着いたのは、やはり10時50分。ガラガラでした。オーバーブッキングで席がなかったらどうしよう、と心配していたのですが(お金を払っていても早いモノ順なので、席がなくなるのはアメリカではよくあることです)、それは大丈夫でした。
「んー、もう並びの席がないなあ」
く〜、そうそう、もう1つ、チェックイン時間が遅いとこれがあるんですよね。
「前後の席とか…う〜ん…」
カウンターのお兄さんはあちこち探してくれているようです。
「乗り継ぎ便は大丈夫なんだけど…」<これはWebで席も予約したのです
チケットを渡され、カウンターを離れたのは11時過ぎ、あと30分で出発です。結局席はどこになったのかとチケットを見ると、座席番号がありませんでした。
「これ、搭乗券じゃないんじゃない?」
チケットには、セキュリティマネージメントカードと書かれていました。???と思いながらも搭乗口に行くと、前のカウンターには30人ほどの長い列が出来ていました。早速、私たちも最後尾につきます。
「でも、これに並ぶので良いの?」
「う〜ん???」
夫が前に見に行きましたが、分からなくてすぐに戻ってきました。並んでいる人の手元を見ると、どうも持っているモノがまちまちでよく分かりません。でも、私たちと同じモノを持っている人はいないようです。
「何に並んでいるんだろう??」
「でも搭乗券もらわなきゃだしねえ…」
後ろの人にチケットを見せて聞いてみましたが、やっぱりよく分かりません。でも、ここに並ぶのは違うようです。でもこれに並ばないとユナイテッドの人とは話せないですし…むむむ。
「何か、名前を呼ばれるみたいだよ」
夫が同じチケットを持っている人に声をかけて聞いてきました。
「それを待って、そこで初めて搭乗券がもらえるみたい」
はあ?それって何故?
「もしかしてオーバーブッキングなのかな?」
きゃー、これに乗れなかったらどうしましょう?!次の乗り継ぎ便に間に合わなくなっちゃいます。
「で、ここに並んでいる人たちは何なの?搭乗券もらっているみたいだけど」
「う〜ん…ここにいる人たちが全部済んでから、ボクたちの搭乗券が発行されるみたいだね」
「何で?私たちはもうチェックイン済んでいるのに、後回しなの??」
「よく分からない…」
列が私たちの番になった時は、既に出発時間の11時半を過ぎていました。
「後で名前を呼ぶから」
係の人は私たちのチケットをちらりと見ただけで、すぐに返してきました。
「席は確保されてます」
並んだ甲斐もなく、すぐに横に出されてしまいました。周りには私たちのように呼ばれるのを待っている?人が20人以上はいました。列はなかなか短くならず、最後の人が終わったのは12時近くでした。
「時間、むちゃくちゃ過ぎてるじゃん。何か、手際悪いよね〜」
ばたばたとしていた係の人が、マイクで名前を呼び始めました。私たちは2番目です。すぐにカウンターに向かいました。
「名前を呼ぶって言ったでしょ。関係ない人は下がってください。名前を呼びますから!」
つられてカウンターに駆け寄った人を、係の人が制していました。
「はい、こちらが搭乗券です」
私たちの名前が入った搭乗券が渡されました。席は通路を挟んで隣です。
飛行機に乗り込むと、いくつか空いている席を見かけました。待っていた人が皆、搭乗券を手に出来たのか、席に座ってしまった私たちには分かりませんでした。
結局、サンフランシスコ空港を12時過ぎに出発。乗り換えのシカゴの空港に着いたのは、4時間後、しかし2時間時差のため、朝6時でした。
「う〜む、余りよく眠れなかった」
「次の飛行機って6時半でしょ?30分で大丈夫なのかな?」
と到着前に心配していると、機長さんの放送が入りました。
「次で乗り換えが必要な方、手を挙げてください。(はーい、と手を挙げる1部の人々)飛行機が遅れて乗り換え時間が短くなっています。乗り換えの必要な方のため、シカゴで降りる方は乗り換えの方が降りるまで座ってお待ちください。ご協力を感謝します」
ひゃー、素晴らしいじゃないですか?
しかしそんな心配もなく、6時半の飛行機は出発がしっかり遅れて、7時過ぎでした。(まあ人だけじゃなく、荷物の乗り換えもあるので、すぐにってのは無理だと思いますが。)
うとうとしたり、朝食を食べていたら、2時間後、1時間の時差があるので朝10時に、ワシントンDCに到着しました!大陸横断はやっぱり大変ですね〜。

