8時半起床。10時までの朝食に合わせ、9時過ぎに朝食。10時過ぎに、昨日乗らずに取っておいたチケットを使ってクラシックバスに乗り、【ブルーケレン】地区へやってきました。ここは、地上からの入国・出国スポットがあるところです。(私たちは高速船で入国してしまいましたが。)
バスを降りると、目の前にテディベアショップがありました。わーい、と中をちょっと見て、外に出ると、そこにはエッシャーマジックライドがありました。
エッシャーマジックライドは、エッシャー生誕100周年を記念してオランダで作られたシミュレーションシアターで、ハウステンボスでは10末までの公開でしたが、好評につき期間が延長されているアトラクションです。ここはパスポートが使えず、その場で現金300円。私たちはもちろん入りました。
中に入ると、お客は私たちを含め5人。(少ない〜!)珍しい立って観るタイプのシミュレーションで、私たちは前の方を陣取って手すりに捕まりました。映像に合わせて床が動きます。
内容は、エッシャーのトリック画を3Dで再現するというもので、永遠に続く階段を実際に上って見せたりと、なかなか面白いものでした。夫は、ここがとても印象に残ったようです。
【キンデルダイク】地区に歩きながら入りました。ここはハウステンボスの田園地帯です。3連風車があって、オランダの景色はこんなかなあ、と思わせます。対岸には、分譲別荘地のワッセナーがありました。
「家があるよー」
チーズ農家/ブールンカースに入りました。ここでは実際にオランダのチーズ作りの実演と販売をしています。しかし私たちが行った時は、ちょうどチーズを寝かせる?作業に入ったところで、説明文があるだけで誰もいませんでした。残念…。
3連風車の一つがミュージアムモーレンとして内部を公開していたので、見てきました。動力を応用して、運河から水を汲み上げるシステムは、実際に見るとなかなか感動します。オランダは国土の3分の1以上が海面より低いそうで、こうして干拓をして土地を守ったのですね。
「世界は神が、オランダはオランダ人が創った」という言葉を、私はこの旅行で初めて知りました。
【ニュースタッド】へやってきました。ここはアトラクションが集まっている地区です。混んでいる時は、並んで待たないと入れないのかもしれませんが、私たちは運良く立て続けに、ほとんど時間が空くことなく観れました。
ミステリアスエッシャー。入り口で待たされ、かなり人が並んだところで中へ入れられ、階段を上りました。館内はだまし絵のようになっていて、天井と床が逆さまになっていたり、横向きで人が歩いていたりと面白いです。しかし後ろから人が来るし、この先にあるシアターに並ばないといけないため、余りゆっくり見ることが出来なくて残念でした。もっと展示系が多いと思っていたのですが。
3Dシアターでは、愛犬の命を守るため、少女が永遠の滝の水を探す、というストーリーの3D映画を観れます。エッシャーの作品があちこちに出てきて、そこそこ楽しめますが、私にはいまいちでした。ちょっと話的に古いような??
隣の天星館は、占星術がテーマです。プラネタリウムで星を見た後、天星時計を使って、観客の中から一人を選んで生誕地の星空を再現、その人の運命(占い)が語られます。プラネタリウムは大好きな私たち。星空にうっとりしました。
隣接された天星ホールでは、有料で占いをしてくれるようですが、私たちは寄りませんでした。
全く待たずに入った宇宙帆船館は、吊り下げ式のライドでした。古代の宇宙から、未来の火星や衛星イオまで行きます。とても大掛かりなのですが、これが何というか、余り印象に残らず…。途中で写真を撮り、最後に販売していましたが、特に落ちモノでなくても、こういうことってするんですね。私たちは買いませんでした。
続けて入ったのがホライゾンアドベンチャー、オランダ洪水を体験出来る迫力の体感シアターです。私たちが入ったのは少し遅かったため、前の方の席は埋まっていて、座ったのは後ろから2番目でした。
「客席が揺れて、前の方は濡れるらしいよ」
確かに、目の前のステージには、実際に水を張った運河と、両側には街や風車小屋(を模したもの)がありました。ここに洪水が起きるのですね。
始まりは木靴職人のおじいさんの台詞から。そしてシアター真ん中でムービーが始まり、おじいさんのところに孫が遊びに来て、水を粗末にしてはいけない話をします。子どもたちはその話から、恐ろしい洪水の夢を見る…という流れなのですが、この洪水が本当にすごいのです!雷雨とともにものすごい量の水が使われ、圧倒されます。このアトラクションなら、ディズニーランドでも通じる、と思いました。
「すごかったねー、面白かったねー」
しかし次に入った、大型スクリーンとこれまた動く客席を使ったアトラクション、ノアの劇場:エコロジアは、ちょっと…でした。お話の内容は、ノア少年が巨大な猫型の乗り物、ロボ・キャットで環境破壊の進む地球を見たあと、森林火災を消しに行く、というもので、何か安易というか。
ショー終了後、テーマアトリウムではハウステンボスの街づくりをジオラマやパネル展示などで紹介していましたが、もしかしたら、こちらの方がメインなのかも知れません。しかし残念なことに、皆さっさと通り過ぎていましたが…。
全部のアトラクションを立て続けに見て、ちょうどお昼でした。私は楽しみにしていたチーズ専門店チーズワーフで、チーズフォンデュのカジュアル版、トロッティを食べ、まあまあ満足。チーズ嫌いの夫は、ジャンクフードになってしまって、ちょっと申し訳なかったです。
「じゃ、次、行こうか」
「も1回、ホライゾンアドベンチャー見て良い?」
「えー、また見たいの?そんなに気に入ったの?」
へへ、結構。今度は前から3番目で見ました。大迫力に満足!
【ミュージアムスタッド】に入り、昨日観なかった水と光と音楽をテーマにした水上レビューショー、クリスタルドリームに入りました。
まずシアターに入る前に、モニターでストーリーを紹介。1912年、ニジンスキーが初演したバレエ、「牧神の午後への前奏曲」をベースにアレンジされたもので、牧神パーンが一目惚れした女神ヴィーナスを魔界の帝王ボレアスから、救い出そうとするお話です。7つの困難がパーンを襲うのですが、その中に『ぶん回し地獄』?というのがあって、夫はそれに大ウケ。しばらく私たちの間では『ぶん回し』が流行っていました。
さて、肝心のショーの方はというと、私はわりと気に入りました。事前にモニターでストーリーを聞いていなかったら、何が何やら分からなかったかも知れませんけれど…。
オルゴールファンタジアは、クリスタルドリームの目の前にあります。名前の通り、アンティークな自動演奏楽器の音色を楽しめるところです。
一人の女性がずっと担当になって、一つずつ部屋を案内してくれます。ダンスホールで使われたという大きなダンスオルガンは、那須のオルゴール美術館でも見ましたが、やはり感動的です。最後のコンサートホールでは、観客も演奏します。綺麗な音色でした<横にいたオバさんは爆睡していましたが。ここは毎回、説明員が変わり、演奏されるオルゴールも違うようです。
疲れたので、ここで前にあったマルチメディアカフェで休憩しました。パソコンがずらっと並び、無料でインターネットが出来ます。自分の掲示板に書き込みをしました。Macでないのが残念かな。
橋を渡って【ユトレヒト】へ。105メートルのシンボルタワー、ドムトールンに上りました。ハウステンボス内がよく見えます。
「夜景を見に来たいよね」
「夜、また来よう」
あちこち眺め、私たちは下に降りました。
運河を周回しているカナルクルーザーに乗り、再び【ブルーケレン】に戻ってきました。一つ見忘れがあったのに気付いたからです。それは、テディベア キングダム(ナイアンローデ城)です。
ここには世界中から集めたテディベアが1500体ほど集められ、テディベアのヤン・ファン・ナイアンローデ伯爵家族が部屋を案内してくる趣向になっています。クマ好きには堪えられませんね。私たちは、外にあった石のクマが気に入りました<オイ。
目的のモノは見たので、またカナルクルーザーに乗り、ホテルへ帰ってきました。4時半、そろそろ暗くなってきます。ホテルのディナーを予約し、5時からウェルネスセンター内にあるフットケアマッサージに行きました。もう歩き疲れて、足がパンパン、痛いです。
いつもはとても混んでいるらしいのですが、この日は何故かガラガラで、30分ずつ全身をやってもらいました。私はたいてい痛いのを我慢するパターンなのですが、この時は余りの気持ちよさにうとうとしてしまいました。一方、夫はちょっと押しても痛がるため、終わった後に
「力入れなくて済んで楽でした」
と言われていました。何だかなー。
6時過ぎに終わり、外へ出ると、ちょうど点灯式でした。それを見ていてハッと気付きました。
「もしかして、ディナーを食べている間にドムトールンが閉まってしまわない?」
上からの夜景を見ようと思っていたのに、明日は帰ってしまうし、今、見ないと間に合いません。
「でも、あと10分で6時半、夕食の時間だよ」
「……」
急げ!、と走ってドムトールンに行き、上りました。しかし上からの夜景は、思ったよりキレイではありませんでした。光がちょっと足りない…かな。
念願の夜景も見れたので、安心して予約していたホテル・ヨーロッパのレストランに行きました。頼んだのは、かなり奮発して1万7千円のコース。それでも私たちはお酒を飲まないので、これ以上はほとんどかからないのです。
「美味しいねえ」
手の込んだ料理、生演奏…私たちは心から食事を楽しみました…楽しんでいました、ええ、7時半くらいまでは。
「出てくるのが遅いね」
こういうレストランで時間を気にするのは野暮というものでしょうが、私たちは7時50分からのショー、ボン ボヤージ デ リーフデを見ようと思っていたのです。平日しかやっていないので、今日を逃したらもう見れません。
「あとチーズと、デザートとお茶だよね」
「間に合うかなあ、どっちにしろギリギリだねえ」
窓から見えるドムトールンの時計を見ながら、気が気じゃありません。もう40分です。
「一旦出て、戻ってくるってのはダメかなあ?」
「そりゃ、ダメだろう」
えーん、だって、だって、ショー見たいしぃ〜。
「もう放棄しようか」
「え、デザート食べないの?」
1万7千円のコースですよ、デザートだって素晴らしいに違いありません。それを棄てるなんて…。
「だって、ショーが見たいなら仕方ないじゃないか」
えー、えー、えー、えー、えー。
そこへチーズを持ってお店の人が来ました。
「すみません、時間がないので、もう締めてください」
夫が言いました。
「チーズやデザートは、では…?」
「時間ないので締めてください」
あああー、大奮発のコース料理だったのにぃ〜…、しくしく。
「では、お部屋にお入れしますか」
「お願いします」
「お時間は何時頃がよろしいでしょうか」
「…え?あの、入れるというのは…」
お店の人は、何と残りを部屋に運んでくれると言ってくれたのです!(夫は部屋付けにする、と勘違いして最初に返事をしたのでした。)
「ではチーズとデザート、ミルクティとレモンティを8時半にお部屋にお運びいたします」
きゃー、きゃー、すごいです。何て素晴らしいサービスでしょう!さすが1流ホテル!!!
外に出た1分後に、ボン ボヤージ デ リーフデが始まりました。余り込んでいなかったので、ゆっくり見ることが出来ました。(しかしレストランから直行したので、カメラを持っていず写真は撮れませんでした。)
内容的には、オランダ帆船デ リーフデの大航海を、水と光、音楽で現したもので、昼間はカバーをかぶっていたドラゴンの首が機械仕掛けで動いたり、噴水のように水があがったり、火花が散ったり。途中で燃えたかのように見せる仕掛けもありましたが、帆船自体は一切変化はナシ。大航海体験館を見ていたので、何となくストーリーが分かりましたが、でないとよく分からなかったかも知れません。
「まあ、あんなものよね」<生意気。
「デザートと引き替えだったら、ぶ〜ぶ〜言っていたかも」
しかし、私たちのデザートやチーズは、ちゃんと部屋に運ばれます。わはははは。
部屋に戻ると、きっちり8時半にノックされ、コースの残りが運ばれてきました。ルームサービスなんて高いので余り頼んだことのない私たちは、ちょっと感激です。ちゃんとテーブルとイスのセッティングをして、お茶も作ってくれました。
「終わったら、出しておけば良いですか?」
「いえ、お電話いただければ、すぐにまいります」
教育が行き届いてますねえ。部屋で食べるのは、のんびり出来るし、何となくリッチな気持ちになれました。
「ケーキ美味しいねえ」
でもアイスがないのがちょっと寂しい…もしかすると、実際のメニューとは違うのかも知れませんね。
電話をしたら、同じ階で待機していたのかと思うくらい、本当に早く回収に来ました。ビックリです。
その後、散歩をしに外に出て、ホテルデンハーグを探索し、帰ってきました。明日はもう帰ってしまうので、まだハウステンボスにいるか、それとも長崎観光へ行くか、いろいろ計画を練りました。長崎市内って、結構ここからは遠いんですよね。で、結局、あと1日ここで遊ぶことにしました。まだいくつか、観ていないところもありますし。

