ワシントンDC 2002/11 :11月24日

2002年11月24日

オークランド空港からジェットブルーに乗り、直行でワシントンDCにやってきました。飛行中は各席でテレビが見られるので、飽きることはありません。でも残念ながら映画をやっているチャンネルがなく、私は音楽チャンネル(80年代ビデオが懐かしかった…スザンヌ・ヴェガの『ルカ』を聞いたのは10年振り以上かも)、ディスカバリーチャンネル、ヒストリーチャンネル、フードチャンネルをぐるぐるしながら見ていました。いつもは前からしか降りれない飛行機ですが、何とジェットブルーは後からも降ろしてくれました。階段を降りると外。歩いて建物に入って、階段を上がりました。お得だったのか、何だったのか?

「空港からは地下鉄で行けるんだよね?」
「そう、ホテルが地下鉄と繋がっているから」
前に来た時のことを思い出します。
「あれ、乗り物に乗るんだ?」
「ジェットブルーだから搭乗口が辺鄙なのかねえ」
この乗り物、乗り込むと縦に椅子が並んでました。つまりバスで言うと、運転席のある場所にドアがある感じ。変わった乗り物だと思っていたら、ドアが閉まるとぐぐぐっと全体が低くなり、何と動力はバス(って言い方も変ですが)でした!モービル・ラウンジというそうですが、変わってます。
「前はこんなのなかったよね…?」
気を取り直して、荷物をピックアップして外へ。確か以前はすぐ横に地下鉄があったのですが…え〜と??
「地下鉄どこ?反対側?」
「つーか、案内見ても地下鉄なんてないよ」
???
「もしかして、空港違う?」
ここはダレス国際空港。ポトマック川のすぐ南にあって、地下鉄ですぐで便利なのは、レーガン・ワシントン・ナショナル空港でした。がーん、全然違うやん!!
「で、ダレスってどこらへんにあるの?」
地図を見ると、圏外…。
「これはタクシー…だと高いから、乗り合いシャトルバスを探すしかないね」
空港は1つと、頭から思っていました。でもよく考えれば、NYやロンドンも空港は1つではないし、アメリカの首都であるDCで、空港がいくつかあっても全く不思議ではありません。しかもこのダレス空港、かなり離れているようで、やっぱり安いルートを選んだだけあったかなあ、という…。

グランド・ハイアット荷物をゴロゴロ転がしながら、乗り合いシャトルバスの乗り場へ。西海岸とは時差が3時間あるため、DCは既に8時過ぎ、夜です。乗り場にはバスは停まっていますが、人影がありません。唯一いた、案内役っぽい黒人男性に声をかけました。
「グランド・ハイアット?行くよ。1人20ドルで、2人目からは10ドル」
「OK!」
商談成立。目の前のバンに荷物を載せ、乗り込みました。運転手も黒人男性で、車内にはラップがガンガンかかっていました。しばらくして他のお客さん(男性1人X2)も乗ってきて、座席はいっぱい、車がスタートしました。道路が悪いのか知りませんが、揺れること、揺れること。何度も座席から飛び上がりました。運転手さんは気さくな人で、
「この曲知ってる?エミネムだよ!」
「8マイル観た?ダイナマイト・ムービーだぜ」
などと夫と話していました。(私は彼が何を言っているのかよく分かりませんでした。)1時間ほどしてホテルに到着。
「ここは良いホテルだよ。俺も泊まってみたいな」
と言って、モールへの行き方も教えてくれました。良い人だ〜!当然チップもはずんで、バイバイ!

そしてグランド・ハイアット。車がホテルの前に停まるとすぐにベル・ボーイが駆け付け、中に入ると地下から最上階まで高層の吹き抜け。空中には巨大なアメリカ国旗。下を見ると水が張られていて、贅沢な造りとなっていました。
「うおお、本当に立派だ」
実は工事中ということで格安、しかも3泊だか4泊すると1泊無料というキャンペーン中?だったのです。でも外観も中も、工事をしている様子など見受けられません。(後でよく見たら、上層階の2フロアが工事中でした。でもそんなの、全然関係ないですものね。)観光地も近いし、かなりのお得ホテルだったかも!

お昼のお弁当が残っていたので、夜はそれを食べて早々に就寝。明日からはミュージアム巡りです。

ワシントンDC 2002/11 :11月25日

2002年11月25日

たっぷり寝て9時に起き、元気いっぱいで観光開始です。良い天気…ちょっと寒いかな、でもダウンコートを着ているので、問題ナシです。
まずはビジターセンターへ、地図をもらいに行きました。ビジターセンターのある建物に入ろうとすると、セキュリティ・チェック!ま、マジですか?単にそこ(指さし中)、そこに行って地図が欲しいだけなのに〜。以前に来た時(911の前)もここへ来ましたが、全くのノー・チェックでした。ここは地下にフード・コートもあるというのに。

とか地図をゲットし、モールへと向かいました。真っ先に見えたのは、モールの中心にあるワシントン・モニュメントです。手前のブースでは、何やらひとだかりが。チケットを配っているようです。無料?何のチケットかしら???
「モニュメントに上る整理券だよ」
前に来た時は工事中で閉鎖されていたのですが、今はオープンになったのですね。もちろん並んで整理券を貰いました。一番早いのは12時からで、あと1時間ちょっとあります。
「それまでアメリカン・ヒストリーでも観る?」

国立アメリカ歴史博物館国立アメリカ歴史博物館。以前来た時は時間がなくて、一部しか観れませんでした。ここもセキュリティ・チェックがありましたが、簡単にカバンの中を見るだけでした。
「うっそ、空いてる…」
でもきっとこれが普通でしょう。前回はインディペンデンス・デイだったので、混み過ぎていただけ。以前はホール中央に巨大な振り子がありましたが、今は撤去されていました。代わりに目立ったのは、巨大なアメリカ国旗です。
「さて、何を観る?」
前に観た歴代ファースト・レディーの展示も、押すな押すなの大盛況だったのが、今日は閑散。おかげでゆっく〜り観れました。混みようが余りに印象的だったのか、展示内容も結構覚えていました。

そしてこの展示の向かえにあったのが、特別展示の『セプテンバー・イレブン』です。電子辞書を持参していたので、分からない単語は調べながら、一つ一つ、説明をじっくりと読みました。数々の写真、「大丈夫だよ、今は消防士と一緒なんだ」と最後に奥さんに電話した後に亡くなってしまったカメラマンのカメラに残っていたフィルム、NYに実際に貼られていた行方不明者を捜すチラシ、真っ白になったカバン、ワールドトレードセンターのフロア階数を示すひしゃげたプレート、発見された飛行機の破片などなど。観ている人は皆、言葉もなく、エリア内に置かれた椅子の横にはティッシュの箱がいくつか用意されていました。
「時間だよ、行かなくちゃ」
まだ観ていない展示がありましたが、また戻ってくることにして、私たちはモニュメントへ向かいました。

青空に映えるワシントン・モニュメントワシントン・モニュメントに戻ってきました。DCではこのモニュメントより高い建物を建ててはいけないため、遠くからでもよく目立ちます。まだ時間が少しあったので、周りをぐるっと見て回り、時間別の列に並びました。吹きっさらし…ちょっと寒いです。
入り口では当然のごとく、セキュリティ・チェックがありました。それが終わると、一人一人に「ジョージ・ワシントン マン・アンド・モニュメント」という冊子が手渡されました。冊子といってもフル・カラー、カラー写真とカラーイラスト満載の70ページで、ツーリスト・マップ付き!
「えー、(入場料)タダなのに、こんなの貰って良いのかしら?」
と思わず言ってしまいました。太っ腹!>アメリカ。(でも後で荷物になりました。)

エレベーターの中では、係の人がモニュメントの歴史などを話してくれます。今は上までアッと言う間に上がれますが、昔はスチームで何十分も時間がかかり、しかも水滴が落ちるので傘が必要だったんだよー、なんてことを言っていました。(多分。)
そして展望台に到着。と言っても、外に出れるわけではなく、小さな窓が2つずつ、4方向に付いているだけです。東には国会議事堂、北にはホワイト・ハウス、西にはリンカーン・メモリアル、そして南にはポトマック川とジェファソン・メモリアルが見えます。窓の上には、そこから見える今の景色の写真と、昔の景色の写真が並んで貼られていて、違いが分かって面白いです。今は公園のところが、昔は工場(?)だったりしていました。
「満足した?」
「満足した」
1つ下の階には、ちょっとした資料の展示とお土産屋さんがありました。

ホロコースト記念博物館「お腹空いたー」
1時です。次に行く予定のホロコースト記念博物館の予約は2時。それまでにご飯を食べないといけません。
「…どこで?」
そう、ナショナル・モールと呼ばれる、博物館やら記念館やらばっかりのこの区間にはレストランなぞないのです。あるのは博物館の中にあるカフェのみ。ハッキリ言って高い&余り美味しくない。でも仕方ないです。
「ホロコースト・ミュージアムにもあるよね」

ありました、建物は別ですが、裏口(と言っても立派)の隣にミュージアム・カフェが。
「ここで良いよ」
とドアを開けたら、セキュリティ・チェック!こ、ここでも…ちょっとパクつくだけなのに。
カフェは2階で、社員食堂をうんと小さくしたみたいな感じでした。カウンターは一つで、2種類のピザ(既に出来ていて保温中)と既にパックされているサンドイッチ、サラダ、スナックなどが主でした。日本のコンビニの方が充実してます。
「あー、ピザでいいや」
テーブルは15くらいあったでしょうか、使われていたのは3つほどでした。一番奥のテーブルには常連と思われるおばちゃん達が陣取っていました。休憩時間にいつも来ているようです。
味はまあ想像していた通り…期待してないから良いのですが。

「時間早いけど、ミュージアムのショップでも見よう」
早々にカフェを後にしました。

ホロコースト記念博物館には常設展示と特別展示があり、常設展示は整理券を配っての人数制限があります。以前来た時は、整理券が入手出来ずに悔しい思いをしました。今回はその雪辱戦?です。
ここはクロークがあるので、コートとカバンを預け、身軽になって観ることが出来ました。カメラは預かってくれませんが、中での撮影は禁止です。そうそう、両展示とも入場料は無料です。

整理券を渡し、エレベーターで4階へ行きます。
その前に「そちらから1つお取り下さい」と言われ見ると、小さな冊子のようなものが男女別になって置いてありました。表紙を見るとIDカードとあり、8〜12ページくらいです。このカードに書かれているのは、実際にホロコーストを生きた実在の人物の物語。白黒の写真、名前、誕生日、誕生地、そして簡単な紹介が1ページ目に書かれていて、フロア(テーマ別になっている)の最後に次のページをめくって下さいと書かれています。私のカードは、ユダヤ人家族の3姉妹末っ子でした。

4階のテーマは、1933〜39年、ナチの台頭です。どうしてナチがあんなに幅をきかせるようになったのか、ナチが使ったプロパガンダ、人種的偏見のイデオロギーなどが、ムービーを多用して詳しく展示されています。ユダヤ人と関係を持ったため、酷く罵られたプラカードを胸から下げて歩かされている女性の写真、ユダヤ人ではないけれど知恵遅れであるがために殺された子ども達…アウシュビッツ以外にも悲しいことがたくさんありました。
ムービーが多いせいもありますが、説明を丁寧に電子辞書を使って読んでいたら、このフロアを見るだけで1時間以上もかかってしまいました。でもそれだけの価値ある展示です。そういえば、私たちのすぐ後に来た日本人のツアー団体は、ガイドに付いて点々と飛ぶように展示を見て、アッと言う間にいなくなってしまいました。おそらく私たちが4階を見終わらない内に、博物館を出ていったのではないかしら?

3階のテーマは、1940〜45年、ユダヤ人強制収容所です。収容所へとユダヤ人を運んだ貨車があり、その中を通ると、収容所の門があります。貨車はがらんどうでしたが、小さな窓がついていました。映画で観たのと一緒です。この中にたくさんの人が詰め込まれて運ばれたのでしょう。門には「一生懸命に働けば自由になれる」といった意味の言葉が書かれていました。もちろん嘘で、こうして人々を安心させたのです。ガス室の模型や、収容所のベッド(というか棚?)、海水を飲ませたり、冷水につけたりといった人体実験のムービーもありました。これらムービーは、子ども達には見れないように低い位置に設置され、間に1メートル以上の高さの壁があります。没収されたすさまじい数の靴、入れ墨された番号…言葉が出てきません。

2階は最後のフロアで、救助、解放がテーマです。各国がどんな風に手を差し延べたのか、模型やムービーで紹介されています。助かった人も、よくこれで生きていられるというくらいに痩せていたり、まるでマネキンのような死体の山を処理していたり…。
と、ここで突然、全ムービーが落ちました。時計を見ると5時15分、閉館15分前です。
「そ、そんな〜。あと少しだったのに…」
ゆっくり観過ぎでしょうか。
「また来れば良いよ」
「え、また?」
うーん、でも確かに観れないと思うと、余計に観たいです。よし、再訪問決定!

夕食は、前回来た時に余りの美味しさに感動したオシデンタル・グリルへ行きました。モニュメントがすぐ目の前に見えて、オープン・テラスで食べる食事は最高!なのですが、冬なので当然オープン・テラスはありませんでした。残念。何となく近寄りがたいものを感じつつも、思い切って入口のドアを抜けると、目の前には歴代大統領の絵がどーん!「コートをお預かり致します」きゃー!全然ドレスアップしてないのに…良いのでしょうか。
別に良かったらしく、窓際の一等良い席に案内されました。まだお客さんはほとんどいなくて、いてもスーツ姿のビジネスマン。旅行者らしき人は見えません。飲み物から始まって、コースメニューのように食事は進み、最後も当然のようにデザートメニューが出てきました。ちなみに接客態度はパーフェクト、文句の付けようがありません。
肝心の食事はといえば、前回ほどの感動はないにしろ、とても美味しいです。フランス料理かと思うほど手が込んでいるし、ステーキの焼き具合も最高、デザートはちょい甘過ぎ・過剰装飾でしたけど。
「地下鉄の駅はどこですか?」
と訊いたら、実に丁寧に教えてくれました。でもその駅と言うが、ホテルの最寄り駅でもあったので、結局2〜3ブロックほど歩いて帰りました。

TVでは映画『フォレスト・ガンプ』をやっていたので、ワシントンDCのシーンが観たくて、思わず観ました。明日はスパイ・ミュージアムに行きます。

ワシントンDC 2002/11 :11月26日

2002年11月26日

10時にホテルを出て、2ブロックほど先にあるSPYミュージアムへと向かいました。ここが開くのは10時、ちょうど良い時間かと思いきや、何と長蛇の列が出来ていました。最初は隣にあるカフェに並んでいるのかと思いましたが、ミュージアムの入口を見に行ったら開いていません。なので列も全く動いていません。
「何で開いてないの〜?」
と文句を言っても仕方ないので、私たちも並びました。うー、寒いです。しばらくすると小学生の団体らしきバスが来て、わらわらと中へ入っていきました。これを待っていたのかも知れません。確かに一緒になったらものすごい騒ぎになるでしょう。
30分ほどして、ようやく建物の中へ入れて貰えました。チケットを買うために並び(ここは有料です)、エレベーターに乗って館内へ。

SPYミュージアムムービーを見るために待っていると、
「あなたもSPYに挑戦して下さい。柱に貼ってあるお好きな人の情報を暗記して下さい」
と言われました。げげげ。名前、性別、国籍、年齢、職業、目的地、訪問目的などが書かれたシートが柱に貼ってあります。どの人がいいか選んで覚えないといけないのです。
「がーん、頭を使うミュージアムなのかい」
つべこべ言っていると時間がなくなるので、私はイタリア人女性を選んで暗記しました。職業はツアーコンダクター、年齢は…ぶつぶつぶつ。
「ではムービーをどうぞ」
ムービールームに入ってからも、私の中にあるのはさきほど暗記した女性のデータです。よしよし、覚えているぞと思って、ハッと気が付きました!な、名前を忘れた!!!何て名前だったっけ…。だーっ、イタリア人の名前は難しいーっ。

そうこうする内にムービーは終わり、次の部屋へ…。覚えた個人情報はどこで使うの?と思っていたら、壁に並んだコンピュータ画面に自分で打ち込むだけでした。
「何だ〜、指されて当てられるのかと思ったよ」
コンピュータには事前にどの人のデータか?で名前のリストが挙がっていたので、名前を思い出す必要もありませんでした。もちろん全問正解。

ここSPYミュージアムには、こういったクイズやムービーがいっぱいです。もちろん普通の展示もありますが、実際に自分で触って、考えて、正解と照らし合わせるのが多いです。なので1つ1つにすご〜く時間がかかります。もちろん見慣れない単語が多いので、電子辞書を見る回数もアップ!
 ガンガン、きゃははははは!
何かと思って頭上を見ると、通気口?が通っていて、その中を四つんばいで歩けるようになっていました。スパイ映画などでたまに見ますよね?敵の基地に忍び込んで、こっそり上から覗く、みたいのが。さっきの子ども達が大喜びで這いずり回っていたようです。
「007の車だ、カッコイイ〜」
定期的に音楽とともに、車の中に隠された秘密兵器?を見せてくれていました。
実在のスパイ達についてや(マタハリとか)、映画の中のスパイについても展示されています。暗号の解き方や、隠し場所についてはとても興味深かったですが、私じゃ絶対に解けないな、と思いました。

ミュージアムを出たのは1時半過ぎ…疲れた、お腹空いた、でクラクラしていました。

フォード劇場次の課題は、どこでお昼を食べるか?夫はファーストフード系にするかと思っていたようですが、ちょっとねえ。と、角にあるガラス張りのお店に目がいきました。旅行者ではなく、現地の人で混雑しています。ここは美味しいに違いない!
「え〜、サラダ?」
サラダがメインの、軽食のお店でした。夫は渋りましたが、ここまで繁盛しているんだからと説得し、店内へ。目の前でお好みの野菜をドレッシングで和えてくれるお店でした。ボリュームしっかり、お値段控えめ、そして自家製のピザパン付き!
「美味い〜」
中華サラダを頼んだ夫は、大喜びで写真まで撮っていました。でしょ、でしょ、人気店みたいだもの。私もスムージーまで飲んでご満悦。ミュージアム疲れをここで取ったのでした。

ピーターセンハウス次のミュージアムに行く途中にあったのが、フォード劇場です。ここはリンカーン大統領が暗殺された場所なのですが、残念ながら閉鎖されておりました。なので看板の写真だけ。劇場の地下は博物館となっていて、リンカーンが当日着用したコートや、暗殺に使われたピストルなどが展示されているそうです。
ここの向かえには、リンカーンが運び込まれ、息を引き取ったというピーターセンハウスもあります。

また国立アメリカ歴史博物館へやって来ました。昨日観切れなかったセプテンバー・イレブンの特別展示からスタートです。この日印象に残ったのは、当日のTV番組をまとめたムービーでした。
「おはようございまーす」と朝の挨拶から司会者同士の雑談が始まった、いつもと何ら変わらない日であるはずだった朝8時。次の映像は、ワールド・トレード・センターから黒煙のあがる画面を見ながら、レポーターの説明を司会者が聴いているところへ、2機目の飛行機が突っ込んだところ。「今、飛行機が追突したように見えましたが?!」と自分の目を信じられないというコメント。そして「ワールド・トレード・センターが全て崩壊しました」と伝えるレポーターに、「全て崩壊したって?」「全て崩壊しました」「全て?」と何度も訊き返す司会者。その後、「余りにも衝撃的すぎる…」と言葉もなく黙り込んでしまう司会者。
ここには他に、体験者の生の声や、世界各国でどのように報道されたかなども見ることができました。

しんみりとしながら、次の展示へ。昔の家の様子や、農業から工業への変遷、時間について、工業機械、電気や科学などなど。とにかく広くて大きくて、2階の残りと1階を見て、さあ最後のフロアと3階に行ったら、もう閉館時間でした。
「大統領についてや、戦争についてをまだ観てなーい!」
「まあまあ、明日また来れば良いじゃん」
こうして3日連続でアメリカン・ヒストリーに来ることになったのでした。


今日の夕食はチャイナ・タウンに行くことにしました。ホテルのコンシェルジェにお勧め店を訊くと、「トニー・チェンが評判よ」とのこと。外は激寒でしたが、ホテルの前の通りを2ブロックほど行くと、中華街がありました。中華街…というか、中華通り?お店やマーケットは確かにありましたが数ブロックほどで、サンフランシスコや横浜の中華街を想像すると、とても街とは言えない感じでした。
「あ、あったよ、トニー・チェン」
立派な建物で、こりゃ有名店だな、とすぐに分かります。1階は焼肉屋さんで(確か…)、2階がシーフードの中華料理になっていました。階段を上がると水槽があって、魚やエビ、カニが入っています。あちこちに有名人らしき訪問者との写真も飾られています。
「ワンタンスープと、麻婆豆腐と、海鮮堅焼きそばで良いかね」
と、メニューを見てビックリ!どれも家の近所の中華屋さんの2倍以上はします。1皿で10ドルを超えるなんて〜、まるで日本の中華街みたい。
「高いけど、美味しいかも知れないしね」
ワンタンスープ:まずくはないけれど、余り美味しくはない。麻婆豆腐:違う…こんなのじゃなーい。堅焼きそば:具がちょっと…味もいまいち。結論:家の近所の中華屋のが安くてずっと美味い。
「でもさ、アメリカの観光客向け中華料理ってこんなもんじゃないか?ベイエリアが特別なんだよ、多分」
うう〜ん、そうなのかなあ。というわけで、不満一杯の中華街でした。

夜はまたテレビを観てのんびり…今日は映画『ウェディング・シンガー』をやっていました。明日は造幣局に行った後、ホロコースト・ミュージアムの続きを観ます。

ワシントンDC 2002/11 :11月27日

2002年11月27日

今日は地下鉄に乗って、造幣局へ行きました。と言うとすごく遠そうですが、実はホロコースト・ミュージアムの隣にあります。ホテルが駅と繋がっているので、せっかくだから使おうか、寒いし、となったわけです。

造幣局の入口、見学ツアーの出口10時過ぎに見学の入口へ行くと、何と列が出来ていました!昨日のスパイ・ミュージアムに続いてまたです。しかもまたもや全く入れていない様子。一番前の人は、近くに車を駐車させてきたのか、この寒いのにTシャツ1枚で震えていました。時間になれば、すぐに入れると思ったのでしょう。私たちも「寒いよぉ」とぶーたれながら列に並びました。ここは大通り、吹きっさらしなので寒いです。
15分ほどして、ドライバーズ・ライセンスのナンバーを控えられ、建物の中に入ることが出来ました。目の前には、当然セキュリティ・チェックです。コートを脱いで、カバンを置き、ポケットから引っかかりそうなものを出して…。無事、通過です。
建物の中には入りましたが、メインの建物はもっと先で、ここは入口と建物を繋ぐ長い廊下のようになっていました。ところどころにお金に関する展示品があります。おそらくセプテンバー・イレブンの前は、セキュリティ・チェックもなく、この中で見学ツアーを待つことが出来たのだろうと思います。

メインの建物に近付く手前で、また並ばされました。右手前方には小さなスクリーンがあって、その前には椅子。ここで造幣局のムービーを見た後、いよいよお金を作る工程見学に入ります。ツアー前に、トイレに行きたい方はここで行っておいて下さい、と注意があり、何だかすごいところへ行くようでドキドキドキ…。
案内人が先頭に立ち、1列になって細長い見学用の通路を歩いていきます。ガラス張りで下の方に作業している人やマシンが見え、印刷、裁断、梱包と順に部屋を巡りました。説明のムービーがそれぞれ設置されているので、それと見比べると面白いです。私の前の男性は余りに夢中になって見ていたので、先に進んでと注意されていました。
お金の展示が、とってもあっけないです。え、これで終わり?という感じ。おそらく見学用の部屋があって、実際の造幣は別のところでやっているのでしょう。(でも写真撮影は禁止。)作業ものんびりしていて、これじゃ間に合わないでしょう、と思いました。こんな短時間のツアーなら、トイレも我慢できるのに。
出たところはギフトショップ。紙幣や切手が展示されています。ここだけは写真OKだったので、撮ってみました。もっとすごいかと思っていたのですが…でも無料だから文句も言えませんかね。

続いてまたもやミュージアム・カフェでお昼にし(夫は超ブーイングでしたが、近くに他にないのだから仕方がないです)、2度目のホロコースト・ミュージアムへ。前回じっくり見た4階、3階はざっと流し(でもムービーはまた観ちゃったり…個室みたいになっているところがあるのです)、救助と解放がテーマの2階を改めて丁寧に観ました。
気になったのは、救助に手を差し延べた人リストの中に、何故か日本がなかったこと。確か、日本人の方で有名な方がいらっしゃいましたよね?
それと解放後も受け入れ先がなくて大変だったという話には、難しいものだなあと思いました。これが現実…。生活していくためには、「解放された、良かった」めでたし、めでたしでは終われないのです。

常設展示の後は、特別展示の『リメンバー・ザ・チルドレン:ダニエルズ・ストーリー』を観ました。両親、妹と家族4人で幸せに暮らしていたダニエルというユダヤ人の少年が、ナチの台頭により迫害を受け、ゲットーへと追いやられ、次に強制収容所に送られるというお話です。これがダニエルの日記を通して、実際に部屋や町が再現されたところを歩きながら、音声も交えて紹介されます。
この展示は実によく出来ていて、まるで本当に自分がそこにいるかのように感じられ、胸が苦しくなりました。必見です。公式サイトの特別展示ページに、10分ほどにまとめたムービーがありましたので、興味のある方はぜひご覧下さい。

これで全部観たかな、と思ったところ、地下で『ナチのホモセクシュアルへの迫害』という特別展示があったので、これも観てきました。こちらはパネルに写真や説明があるだけの、簡単なものでした。

強制収容されていた日系人の家3度目の国立アメリカ歴史博物館です。まさか、3日連続で来るとは思いませんでした。今日は残りの3階を観ます。
「まずはアメリカの大統領についての展示からだね」
歴代の大統領の遺品や、エピソード紹介、共に有名になった大統領の子ども達についてなど。大統領が出てくる映画を集めたムービーもあって、歩き疲れていた私は座って全部観ました。
続いて第二次世界大戦の展示へ。ここには強制収容されていた日系人の記録を紹介するコーナーもあります。
「疲れた…足が痛い…」
ここ連日歩き通し、立ち通し。それでも全部観ようと、陶器や楽器、貨幣、印刷についての展示も観ました。ここまで来ると意地です。
「全部観た、制覇した!」

余りに疲れたので、この日は地下鉄で帰りました。乗ったのはたった一駅でしたが。

夫が言いました、
「夕食はステーキが食べたい!」
えー、一昨日食べたのにぃ?
「昨日行ったスパイ・ミュージアムの斜め前にステーキ屋さんがあったんだよ」
暖かいホテルの部屋でふた休みくらいしたかったのですが、無理矢理外へ出されました。コートが重いです。洋服の重さに肩凝り再発。カリフォルニアで普段冬でもTシャツとセーター、せいぜい軽いジャケットくらいで生活している私たちには、コートはそれだけで大荷物なのです。
「あった、あった。あれ、あれ」
レストランは外から見ると中が暗くて、一瞬高級店?!かと思いましたが、中へ入ったらファミレスムードでした。とってもフレンドリー♪
味はまあまあで、デザートに頼んだチョコスフレもそんなに甘くなくてグッドでした。でも大きくて、2人でシェアしても食べ切れませんでした。ご馳走様。

夜はまたまたテレビを観てのんびり…今日は映画『インディ・ジョーンズ1』をやっていました。明日は国立アメリカ歴史博物館以外のスミソニアン・ミュージアムを観て歩きます。

ワシントンDC 2002/11 :11月28日

2002年11月28日

いよいよ最終日。明日は飛行機に乗って帰ります。しかも朝が早いのです。だから今日は(も?)早めに帰ってパッキングしないといけません。
10時過ぎにホテルを出て、地下鉄でスミソニアン駅へ。スミソニアン博物館グループの揃っているナショナル・モールにやってきました。
「ぜひスミソニアン・キャッスルに行きたかったんだ」
「へー、何があるの?私も行ったことないよ」
「スミソニアン協会の博物館や美術館の案内所みたいだよ」
中に入ると、説明員のいるカウンター、ナショナル・モールの模型、博物館・美術館の解説など…普通の案内所でした。
「ここは、別に用がないかも」

向かえにあったアメリカ自然史博物館へ向かいました。
「ここは前に来た時、端から端まで観たよ!また観るの?」
「念のため」
何が念のためだか。セキュリティ・チェックは相変わらずでしたが、今日は荷物を置いてきたので、ほぼノー・チェックでした!いつも途中で重くなって夫に持ってもらっていたので、今日は思い切って置いてきたのです。
「懐かしいね」「変わってないね」
少しだけ展示を観て、すぐに外へ出ました。まだ観てないところへ行かないとね!

ナショナル・ギャラリーそしてやってきたのは、ナショナル・ギャラリーです。ここはイタリア美術が特に素晴らしく、有名な絵画がいっぱいです。そして広い、広すぎる〜。
「ルーベンスの『ライオンの檻の中のダニエル』はどこ?聖書読んでるから、今ならあの絵の意味が分かるわ」
「確かこっちじゃなかったっけ?」
うろうろうろ…あ、あった!大きい〜。座ってじっくり鑑賞…と思ったら光って見づらかったです。
「ルノアールの『じょうろを持つ少女』だ。これは有名でしょ?」
「知らない」
「え、美術の本に載ってなかった?」
「知らない」
と格調低い会話をしながら、どんどんと絵を観て歩きました。でもこの中で覚えているのって、せいぜい2つ、3つなんでしょうけどね。

「お昼食べなきゃ。ここのカフェテリアは高いけど、他にないから仕方ない」
と地下コンコースの方に行くと、あらビックリ、ガラガラでした。以前来た時、インディペンデンス・デイの連休の時は、長蛇の列でどこに何があるかも全く分からなかったのですが。
「でも高いね」
味はまあまあでした。ここでちょっとフロアマップを見ながら作戦会議です。
「東館でやっている特別展のイリュージョンっていうのが観たいな」
「騙し絵?観て行こうよ」
この手の芸術が私は大好きです。

ミロのタペストリー地下コンコースを通り、ナショナル・ギャラリーの東館にやってきました。こちらには現代技術がコレクションされていて、特別展は2階でやっていました。
「階段…遠い…」
結構疲れがたまっていて、階段は大変です。ぜーぜー、着きました。『デセプションズ&イルージョンズ』、今にも額縁から飛び出して来そうな少年の絵がポスターです。
「観よう、観よう♪」
日本で何度かトリックアートを観ていたので、これもそういうのかなと思っていたら、騙し絵の歴史を中心に紹介した展示でした。本に描かれたものや、絵画に始めてハエを描いたもの、生きているような虫などなど。額縁のガラスが割れている絵は、余りにリアルで本当にガラスが入っているのかと、横から見てみました。他にもそうやっている人がいたので、きっと絵だが本物だか分からなかった人が多かったのでしょう。ちなみに結果は…分からず。触らせてくれれば、分かったんですけどね。
というワケで、純粋に面白がれる物を予想していたので、期待とは違いましたが、まあまあ良かったです。

「よーし、次は国立航空宇宙博物館へ行くぞー!」
ここは前回、夫の一等お気に入り博物館でした。また飛行機やら何やらをじっくり見るのかな。
他の博物館では荷物を持っていなければ、ほぼノーチェックだったのに、ここのセキュリティ・チェックの厳しかったこと。しかもやっている人が無愛想、つっけんどんで、ちょっと不機嫌になりながらの入館でした。
「あ、プラネタリウムあるよ!プラネタリウム!」
「見たいの?」
「見る、見る!」
うわあ、私は完璧寝そうです。プラネタリウムが始まるまで、2階の展示をぶらぶら。前回、飛行機などの乗り物を懸命に見ていた夫でしたが、今回はもう良いようです。
「前に見たから」
私はベンチが座ってと呼ぶので一休み…かなり疲れてます。
「適当に観てて良いよ〜」

そうこうする内に、プラネタリウムの時間になりました。チケットを渡して中へ入ると、かなりガラガラ。こちら側が見易いですよ、という係の人の声に、皆わらわらと移動しました。椅子が倒れるようになっていなかったのが期待はずれ、ついつい何度も通っていた渋谷のプラネタリウムと比べてしまいます。
最近夫は、夜ウォーキングをしながら星を眺めるのが大好きで、パソコンに星観測のソフトまでインストールして、その日に見た星座の位置を確認しています。なのでかなりワクワクしていました。
そして始まった内容は!確かワープとかして、火星の話をしていたような?ええ、気付いた時には寝てました。こんなに疲れているところへ、暗いところで楽な姿勢、そりゃ寝ますってば。いびきをかかなかったのが幸いでした。

前回来た時は工事中だった展示がオープンしていたので、そこを見ました。大きな天体望遠鏡があって、覗くと月(星だったかも…)があります。ここは実際に触ったり、動かしたりする展示が多く、とても面白かったです。温度に反応するカメラは特に爆笑です。
「夫の眼鏡の部分が黒くなってる〜!」
ここでは大人も子どもも、手を振ったりして大はしゃぎしていました。

「喉が渇いた」
「じゃあ、お茶する?」
と入ったのは、隣接しているフードコート。別棟になるため、しっかりセキュリティの人が目を光らせていました。お疲れさまです〜。マクドナルドでジュースを買い、あちこちに設置されているTVモニターを見ながら足の疲れを取りました。
「まだ見る?」
「んー、もう良いかなあ」
「ホワイトハウスでも見に行こうか。閉まってるだろうから、外からだけ」
「良いけど」
ゴミ箱にコップを捨てたら、ゴミ箱が話しかけてきました。さすが、国立航空宇宙博物館です<?


地下鉄に乗って、ホワイトハウスの最寄り駅まで行きました。地上に出ると、ここは暖かいせいか、ホームレスの人がいっぱい。ちょっとドキドキしました。
「寒いねえ…」
ホワイトハウスの見学はとっくに終了しているので、もちろん中へは入れません。なので敷地内をただぶらぶら…。ここはリスが多くて、というか本気で多くて、人が少ないためか、我が物顔で飛び回っていました。特にホームレスの人が座っている周りや傍の木には、リスが鈴なり状態。ちょっと怖いです。

「帰ろうか、ご飯どうする?」
「途中のホテルに、レストランもあるショッピングモールがあるそうだよ」
へえ、そうなんだ。数ブロックなので、てくてく歩きます。町はどこもサンクスギビングデイのホリデーのためお休み、人も少ないです。
「やってないじゃん」
当然、モールの戸も閉ざされておりました。
「ご飯どうする?」
「ホテルで食べるしかないかも…」
サンクスギビングデイ用のディナーメニューの案内が部屋にあったのを、思い出しました。ホテルに戻り、サンクスギビングデイ用のディナー申し込みをしました。レストランは吹き抜けの1番下にある、水のそばのレストラン。生ピアノ演奏もされています。
「高く付きそうだけど、仕方ないね」

時間になって降りていくと、すぐに用意されたテーブルに案内されました。オードブルはバイキング形式で取り放題です。飲み物を頼んで、すぐに取りに行きました。お腹ぺこぺこです。
「おお、さすがホテル!凝ったものが多くて、どれも豪華だわ〜」
パンやアペタイザーも届き、ぱくぱく食べました。
「余り食べると、メインが入らなくなるよ」
「そういえばメインは何?」
メインは5品の中から選ぶようになっていて、当然ターキーもありました。が、私たちは余り好きではないのでそれははずして、夫は牛肉料理、私はお魚料理を頼みました。他のメニューがあって良かったです♪
「美味しい〜っ」
お魚料理大正解です。久し振りに凝ったお料理を食べたかも…ちょっともらった夫のお肉も、良い味でした。
他のお客さんもどんどんと入ってきて、次々と近くのテーブルに着きました。しかし、ウェイターさんの数が少なくて(ホリデーだから?)、なかなか全てのテーブルのケアが出来ません。なかなか飲み物や、メインが来なくて、お皿が片付いていく私たちのテーブルをじとーっと見られたりしました。中には待ちきれずオードブルのお代わりをする人も。
デザートはまたバイキング形式、ケーキ、果物、特にイチゴをチョコにつけたのが美味しくて、お代わりしちゃいました。(書いていたら、また食べたくなってきました!)

部屋に戻り、明日は早いので早々に就寝しました。

ワシントンDC 2002/11 :11月29日

2002年11月29日

空港までは何で行くか?行きと同じ乗り合いシャトルバスか、タクシーか。安いのは絶対に前者です。前日にコンシェルジェに相談したところ、
「シャトルバスだとタクシーの1時間早くには出発しないとダメよ」
との返事。それでは4時起きくらいになってしまいます。当然、却下。
「タクシーなら予約しなくても、朝いるから大丈夫」
そうですか、と朝チェックアウトを済ませ、外に出ました。まだ日が昇っていなくて暗いです。昨日言われたとおり、入口にはタクシーが待っていて、すぐに空港まで運んでくれました。ああ、遠ざかっていくモニュメント…さようなら、ワシントンDC。
また来ることは…あるかなあ。

最後にワシントン・モニュメントからの眺めを

ホワイトハウス側リンカーン記念館側ジェファソン記念館側国会議事堂側

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